入所施設の一日
入所施設の一日
モーニングケア
「おはようございます」「よく眠れました?」
洗顔や口腔内のケアや起床後の着替え、トイレへの誘導、オムツ交換などがモーニングケアの中心になります。一日の始まりとしてメリハリのある生活を送っていただくための大切な時間です。その後、体調の観察を行い、朝食を召し上がって頂きます。
朝の申し送り
その後、日勤職員と夜勤職員の入れ替わりがあり、朝の申し送りがあります。介護職員だけでなく、相談員や看護師、リハビリ職員なども含めて、夜間の様子や現在の状態、利用上のニーズなどの情報共有が図られます。
リハビリ
老健では、在宅復帰を目指し、3ヵ月集中してリハビリを行います。「足の力が弱かった方が、平行棒から歩行器が使えるようになったり、ふらついていた方のバランスが取れるなど、できる事が増えてくるのが本当にうれしい。」
リハビリは、「機能訓練室」という専用の部屋で行う場合と、リハビリ専門のセラピストがお部屋へ行って実施する場合があります。リハビリの目的は「いつまでも住み慣れた自宅で暮らし続ける在宅復帰」です。「リハビリをして身体が動くようになる」という事だけを目指すのではなく、その方々が家に戻ってからも安全に過ごしていただけることを願ってリハビリに努めています。
日常
毎日同じ方とかかわる事ができるのが入所の魅力。退所される時に「○○さんが優しくしてくれたからここに居られたんやで」と言われ「グッ」ときました。
老健はリハビリが目的の入所ですが(最長3ヶ月)、終日リハビリ訓練ではなく、利用者の方は、それぞれの過ごし方をされます。のんびりとリビングでテレビを見ている方、入浴される方、居室で過ごされる方など、様々です。「日常生活の中のリハビリ」として、なるべくご自身で出来ることはしていただくということを念頭に介護をします。
ナイトケア
「眠れない方とお話することもあり、ゆっくり眠っていただけるよう、心を配っています」
夕食を終え、一日の最後の介護がナイトケアです。寝る前の口腔ケアや排泄誘導やオムツの交換など利用者さんが、ゆっくりとお休みいただけるようにします。夜勤の職員は、夜中に定期的なお部屋の訪問したり、介護の記録を整理するなど事務処理を行います。