院長挨拶

医療部門千春会病院について院長挨拶

院長挨拶

院長 藤原 仁史

院長 藤原 仁史

私たち千春会病院の職員は、千春会の理念に掲げる「良質な医療を提供する」という言葉を真剣に実行するために日々考え、努力しています。

当院は60床と限られた病床数ではありますが、この乙訓地域の「かかりつけ病院」として信頼され、十分な機能を果たすべく職員一丸となって取り組んで参りました。

さらに、本当の意味で法人理念を実現するためには、近隣の診療所・病院や介護施設等、また行政機関とも密接に連絡・協力することも必須条件と考えています。

また、医療ニーズの多様化に対応して、ますます在宅医療の支援が必要となることが予想されます。今後さらに、入院医療と在宅医療の両面で果たすべき役割をしっかりと担っていくことが、地域に貢献する「千春会病院」には求められています。

そのような流れの中、当院は、2010年1月に誕生した千春会ハイパーサーミアクリニックとも連携して、がん患者様への治療選択の幅を広げ、様々な要望に応えることのできる医療を提供するよう努めており、緩和ケア・緩和医療についても機能強化の一環と考えております。

7月には、千春会病院内の訪問看護事業所を「訪問看護ステーション」として院外に移行。

当院の在宅支援病院としての機能(訪問診療)を活かした「訪問看護ステーション」は、この地域の在宅医療を担う重要な位置づけとなります。

今後は、さらに在宅医療・看護・介護の支援がスムーズに進むよう、地域連携室や居宅介護事業所とも密に連携し、必要に応じて在宅看取り等にも対応していく所存です。

一方、病院内では7:1看護基準をもって、地域の急性期から亜急性期の方々への医療を提供しており、特にリハビリスタッフは充実した人員を配置し、回復期・生活期のリハビリテーションをも十分行える体制を整えております。

また、乙訓地域には数少ない当院の透析センターでは、2005年の開設以来、患者数も増加し続けており、夜間透析をはじめ、適応のある方には腹膜透析の管理も実施するなど、多様なニーズに対応しております。

NST(栄養サポートチーム)活動や褥瘡回診等についても多職種が関わって積極的に取り組んでおり、チーム医療を強化することで、早期回復に向けて必要な「よりよい医療」の提供に努めています。

質の高い医療を提供していくことは大変難しい課題ですが、私たちは、日々の向上を目指し、医療機能評価の認定更新やISOの審査を通して、第三者の視点からも厳しく質の評価・改善を行っています。

「千春会病院」は、地域の皆様の信頼を得て、病院規模は小さくても機敏に対応でき、患者・利用者様の包括的な医療・看護・介護を提供する中心として、地に足をしっかりと着けた「なくてはならない病院」となるよう、今後も努力して参ります。

略歴

昭和41 年大阪生まれ
平成 3 年大阪大学医学部卒業
平成 3 年淀川キリスト教病院研修医
平成 5 年大阪大学医学部公衆衛生学教室
平成 8 年淀川キリスト教病院消化器内科
平成17 年淀川キリスト教病院消化器内科医長
平成19 年4 月千春会病院 着任
平成19 年7 月千春会病院 院長就任
専門

消化器内科、内視鏡検査・治療

資格

日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本ヘリコバクター学会認定医
プライマリ・ケア認定医
人間ドック健診情報管理指導士

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